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SAMURAIが誕生するまでの縁と導きとドラマ

2016年12月26日 はじまりはこの日この時!以前よりランニング仲間として親しくしていただいていた松本ご夫妻と3人で東京タワー下のナポリスタカ神谷町で本場の美味しいピザを食べながら、リサイクル工場に積み上げられた、海外でも引き取り手がいないという着物を何とかできないかという相談があり、以前より何か日本文化を国内外へ広めていきたいと思っていてまずなにから初めていいのかわからない状態でここ数年手をこまねいていた時だったので、2つ返事で「では何かに役に立てて着物という日本文化を国内外へ紹介しましょう」と意気投合した年末でした。

翌月2月2日に実際にリサイクル会社を訪ねて、そのありさまを見たときは衝撃でした。服や着物が大好きだったゆえの罪悪感はひとしおです。

  

2017年1月7日には、リサイクル会社経営の松本氏と、そのご友人の国際弁護士Paul氏と、「日本と海外を着物で結ぶプロジェクト」という名でチームを形成し、行きつけのイタリアン「Vinorio」にてキックオフミーティングを開きました。マネージャーの小川氏も、「何か協力できることがあれば」と暖かいご支援のお言葉を頂き、励まされました。

1月25日には、同じく着物での活動をされているNPO法人をネットでみつけ、石川県金沢市の「着物文化振興会」さまを訪問しました。お忙しい中、見ず知らずの私達を暖かく迎えてくださり、着物についてや、いろいろな活動について教えていただきました。一消費者であるだけで着物業界については暗かったのが、すこしづつ明るくなった第1歩でした。

このころプロジェクトでミーティングを重ねていて、具体的にネクタイをつくりたいという私と、海外の旅行者を中心に着物にまつわるアプローチを進めたいというプロジェクトの指針が少しづれてしまい、自社である有限会社エミリアが単独にて、ネクタイを製造販売することにしました。下が立ち上げた「日本と世界を着物で結ぶプロジェクト」のメッセージカードですが、今思うと私がデザインしたアイコンが最初からネクタイになってます(汗)

早速、未知なる「ネクタイ」についての知人友人への質問攻めや市場調査が始まりました。下はイタリアの政治家などが御用達にしている「Marinella」という美しいナポリのネクタイブランド。最初に訪れたお店が六本木ミッドタウンのここでした ↓

あとは新宿のISETANメンズ館に足しげく通っていたので、きっと店員さんには不審がられていたかと思います(笑)

そんな調子であちこちでネクタイの話をしていると、京都西陣で西陣織の卸会社を父上の代まで経営されていたという長年の友人が、「京都知恵産業フェア」があるからと連れて行ってくれ、ここで今、ネクタイの製造をお願いしている創業約80年の京都の西陣織ネクタイ製造販売会社さんと出会い、それからまもなくしてサンプルを依頼しました。この間にはSNSを通していろんなアドバイスをいただいたり、使わないネクタイを参考にと下さったり、お気に入りのネクタイやポケットチーフを見せていただいたり、出資してくださる経営者の方もあり、まるで大河に流されているような勢いで、どんどんとネクタイ作りが進んでいったのでした。

 

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