”穀雨” 当日(4/20)期間(4/20〜5/5)
穀雨は新暦の4月20日頃で、太陽の黄経が30度を通過する日です。また、次の5月6日の立夏の前日までの期間も穀雨と言う。穀雨は「百穀を潤す春雨」の意。霧のような雨が長く降り続き、田畑を潤すから、穀物の種の成長を育む恵の雨であり、種蒔きの好機の時節となる。雪国でも雪はほぼ終わり雨に変わる頃で、田植えの準備が始まり、いよいよ本格的な春となる。穀雨が終われば立夏。穀雨は「夏隣」の季節である。西日本では25℃を超える日がちらほら訪れるようになる。この夏の予兆の「春暑し」の陽気に「春の汗」を流すのである。「近し夏」の気配は雨粒にも表れる。しとしと降る細やかな雨粒には、時代に音を立てて降る大粒の雨に変わっていく。この頃から美しい虹が現れるようになるのも「行く春」の証である。細かい雨に弱い日射しでは虹は現れず、夕立のような大粒の強い雨に強い陽光が射す時に虹がはっきりと現われる。桜の花の喧騒が終われば、野山の木々はもう若葉に覆われている。
写真は奈良の春日大社の穀雨の頃の藤棚を見上げて
そんな穀雨の季節をスタイリッシュにネクタイとチーフで表現してみてはいかがでしょうか?
◼️候のネクタイとチーフ
◼️候の言葉
八十八夜
立春から数えて八十八日目の夜。もうすぐ初夏を迎える時期。米という文字は、八と十と八を重ねて出来上がることから、縁起のいい農の吉日とされています。茶摘みの季節でもあり、八十八夜に摘んだ茶葉は、長寿の薬とも言われたそう。香り優しく、ほのかに甘みのする新茶は、きっと体にも心にも染み渡る美味に違いありません。@日本の七十二候を楽しむ
◼️候の食材
さて、桜の散る今頃の季節になりますと、いよいよアジが北上を開始して、夏場の最盛期が目の前です。アジといえば大体真あじをさすようです。白身なのか赤身なのかどちらにも属しそうなこの大衆魚、活き造りでも干物でもフライでも寿司ネタでも美味しくて、多分1番好きな魚です。
よもぎは草餅の材料になることからモチグサという愛称のような別名も。旬は4月から8月。新茶といかがですか。
果物は、びわが季節到来。
◼️候の植物
この時期さく花はとってもたくさんありますが、大輪の牡丹やクレマチスの大輪が華やかに花屋さんの店頭を彩っています。母の日のプレゼントにも人気があるそうです。お決まりのカーネーションよりいいかもですね。白の牡丹は、奈良の長谷寺にて。
◼️候の生物
春になっていろいろな花が咲き乱れるようになると、その蜜を求めて蜂も活発に動き回ります。働き蜂が蜜を探し回るのですが、実は働き蜂として誕生するのはほとんどがメスばかり。これは、女王蜂がメスばかりを産み続け、一定の数になると、交尾をするためにオスを産むといつように、産み分けをしているからだそうです。はちみつの旬は4~5月。はちみつはミツバチが集めた花の蜜が、巣の中で加工、貯蔵されたもの。蜜はさまざまな種類の花から集められるが、その花の咲く季節がはちみつの旬といえる。蜜源となる花で代表的なのは、レンゲやアカシア。