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【24の季節とネクタイ】4/4~4/18頃は二十四節気『清明(せいめい)』山は木々の若葉が薄緑に萌え、満開のソメイヨシノの下で花見の宴も盛んなこの頃、寒冷前線を伴った低気圧と移動性高気圧が日本付近を次々に通り過ぎて天気も変わりやすく「花冷え」「鳥雲」「花時雨」などの季節の言葉を生み出す。

  ”清明”  当日(4/4)期間(4/4〜4/18)

清明は新暦の4月4日か5日頃で、太陽の黄経が15度を通過する日。また、次の4月20日の穀雨の前日までの期間も清明と言う。清明は「清浄明潔」の略で、「万物が清らかで明るく生き生きと見える」意。この頃の陽の光は8月下旬から9月上旬に相当する明るさで、気温は晩秋ほどの清涼さ。山は木々の若葉が薄緑に萌え、ミツバツツジの花が咲き始め、里の桜は花盛り。清々しく柔らかな南東の風を感じながら野の青草を踏んで歩けば「春愁」もいつしか癒えるような美しく爽やかな季節。満開のソメイヨシノの下で花見の宴も盛んなこの頃、寒冷前線を伴った低気圧と移動性高気圧が日本付近を次々に通り過ぎる。春爛漫の陽気も束の間、突然「花冷え」の寒波が襲っったりする。月間の気温の上昇が最も大きい一方、日較差(1日のうちの気温差)が10℃以上を記録する日が1年で最も多いのが4月の気温。清明の季節は、「「春に三日の腫れなし」とか、「女心と春の空」と言われるように、寒暖や天候の急激な変化という激しい1面も見せる。移動性低気圧の前面の巻層雲の薄雲や高層雲のおぼろ雲が広がれば、空は鬱陶しく気だるい「桜雲」「花影」となり、雁や鴨たちはその「鳥曇」の空を北の地に向かって渡去していく。さらに天気は崩れ雨雲が覆い、盛りの花を濡らすと「桜雨」や「華雨」の雨も良いの空となる。春の陽に温められた大地を寒気団の移動性低気圧が通過する時に対流が起こる。その花に冷たい雨がさっと短時間振りかかって過ぎる「花時雨」や「春時雨」になる。そして一転、暖かな清々しい南東の「桜まじ」の数が花群を吹き抜ける。これを「清明風」と呼ぶ。

そんな清明の季節をスタイリッシュにネクタイとチーフで表現してみてはいかがでしょうか?

◼️旬のネクタイとチーフ

 桜色の江戸小紋の鮫小紋ネクタイはこちらから

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◼️旬の言葉

 

山桜 霞の間より ほのかにも 見てし人こそ 恋しかりけれ」 紀貫之

(山桜が霞の間から僅かに見えた時のように、ほのかに見た貴方の姿を恋しく思います。)

山に咲く山桜は、字のごとく、山に咲き、葉と花が同時に咲きます。春の霞にけぶる山間に僅かに見えた山桜に想いを寄せる人を見る貫之。里に一気に咲き誇るソメイヨシノでは全く違う歌が出来そう。。

◼️旬の行事

「イースター」

イースターは、イエスキリストの復活を祝う日。春分を過ぎて最初に訪れる満月の、次の日曜日です。ヨーロッパではクリスマスと同じぐらい大切にされ、家族や親しい友達と一緒にごちそうを楽しみながらお祝いします。その中にはカラフルな色で染めたり塗ったりしたイースターエッグも食卓に並びます。本来は鶏の卵ですが、今では卵形のチョコレートになったり。

 

◼️旬の魚介

『カツオ」

目には青葉山ほととぎす初がつお

旬は年に2回。初がつおの春と、戻りがつおの秋。春は脂が少なくさっぱりとした味で、たたきが◎。秋は脂があるので刺身に。縄文時代には硬く干したものが貴重な調味料でした。江戸っ子の好物で、あぶりや湯通ししたものを刺身として食べたそう。

◼️旬の野菜

「たらの芽」

待ちわびる春の山菜のひとつが、たらの芽。たらの木の新芽です。特に天ぷらが美味。葉酸を多く含むので、血行を良くします。またビタミンEが豊富で、アルコール性脂肪を抑え、酒の肴にもぴったり。穂先が鮮やかでさほど大きくなる前のものを選ぶのがこつ。旬は4月〜6月上旬。

 

◼️旬の果物

「マンゴー」

ムクロジ目ウルシ科マンゴー属の常緑樹で、何千種類もあるといわれていて、古くからインドを中心に栽培されてきた歴史があり、そこから他の国に広がったと言われています。現在国内の市場に出回っているものは、フィリピンなど、東南アジアから輸入されている、ペリカンマンゴーなどとも呼ばれているカラバオマンゴー(マニラスーパー)と、主にタイから入ってくる一回り大きなタイプ、それにメキシコやブラジルなどから輸入されていてるアップルマンゴー、さらに国内でも栽培されているアーウィンなどがあります。国内では沖縄や宮崎の完熟マンゴーは有名。その他、鹿児島や熊本、和歌山、栃木でも作られています。国産のマンゴーは主に5月から8月に収穫され出荷されています。マンゴープリンもとても美味しいですよね。写真はペニンシュラのマンゴープリン。

◼️旬の和菓子

「初がつを(はつかつお)」

葛製の蒸し羊羹で、もっちりとした舌触りとあっさりとした甘味。棹物のお菓子で、切り分けると、薄紅色の切り口がまるで鰹の切り身の縞のように見え、銘の珍しさも相まってお茶席の話題にも良くなります。甘いものが苦手だった私が、和菓子好きになったきっかけとなった初がつを@名古屋の美濃中本店製。期間限定で都内一部百貨店でも購入できます。

◼️候の木草花

「雪やなぎ」「貝母」

色々な草花が花を咲かせる春。写真は近所の雪柳。近くにはソメイヨシノや枝垂れ桜、日向水木、たんぽぽなどが咲いています。右は貝母。楚々としたユリ科の草花。

 

◼️候の生物

日本で越冬した雁は北へ渡り、ツバメが南からやってきて、巣作りに励みます。「鳥雲」(とりぐもり)は、ガンなどの鳥が北に帰る頃の曇り空のこと。気圧の谷や低気圧が通過すると、南の海上から水蒸気を含んだ気流が流入し、巻層雲や高層雲ができやすくなり、曇り空となる。また、鳥の群れが羽ばたく羽音が、風の鳴るように聞こえ、「鳥風」(とりかぜ)と呼ばれます。

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