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【24の季節とネクタイ】4/19~5/4頃は二十四節気『穀雨(こくう)』春の雨が、田畑を潤し、穀物の成長を助けます。八十八夜。立春から数えて88日目で、茶摘が始まるころです。

  ”穀雨”  当日(4/20)期間(4/20〜5/5)

穀雨は新暦の4月20日頃で、太陽の黄経が30度を通過する日で、次の5月6日の立夏の前日までの期間も穀雨と言う。穀雨は「百穀を潤す春雨」の意。霧のような雨が長く降り続き、田畑を潤すから、穀物の種の成長を育む恵の雨であり、種蒔きの好機の時節となる。雪国でも雪はほぼ終わり雨に変わる頃で、田植えの準備が始まり、いよいよ本格的な春となる。穀雨が終われば立夏。穀雨は「夏隣」の季節である。西日本では25℃を超える日がちらほら訪れるようになる。この夏の予兆の「春暑し」の陽気に「春の汗」を流すのである。「近し夏」の気配は雨粒にも表れる。しとしと降る細やかな雨粒には、時代に音を立てて降る大粒の雨に変わっていく。この頃から美しい虹が現れるようになるのも「行く春」の証である。細かい雨に弱い日射しでは虹は現れず、夕立のような大粒の強い雨に強い陽光が射す時に虹がはっきりと現われる。桜の花の喧騒が終われば、野山の木々はもう若葉に覆われている。その薄緑の中に黄色味を帯びた竹の群落が浮かんでいる。竹は晩春にいなると、竹のこの生長のために一時的に活力が衰え、晩秋の木々の紅葉のように葉が変色する「竹の秋」となる。この頃、常緑のシイやカシ、ヒノキなどの針葉樹でもい一部の葉が変色し落葉する。この「春落葉」の頃のクスノキやスギの赤みを帯びた山の色も「行く春」の風情に満ちている。

 写真は奈良の春日大社の穀雨の頃の藤棚を見上げて

そんな穀雨の季節をスタイリッシュにネクタイとチーフで表現してみてはいかがでしょうか?

◼️候のネクタイとチーフ

 

 牡丹の黒留袖のネクタイはこちらから

辛子色のポケットチーフはこちらから

◼️候の言葉

「春眠暁を覚えず(しゅんみんあかつきをおぼえず)」

この言葉は、「朝が温かくなり、つい寝坊してしまった」と思われていますが、実は、唐の時代の孟浩然(もうこうねん)という詩人が書いた詩の一部で、「夜明けが早く、いつの間にか朝が訪れるなんて、つくづく春だなあ」という意味。長い冬を越え、朝の訪れが早まる春。目覚めると鳥が鳴き、日が振りそそぐ、陽気に包まれた季節の喜びに満ちています。

◼️旬の行事

「茶摘み」

立春から数えて八十八日目の夜。もうすぐ初夏を迎える時期。米という文字は、八と十と八を重ねて出来上がることから、縁起のいい農の吉日とされています。茶摘みの季節でもあり、八十八夜に摘んだ茶葉は、長寿の薬とも言われたそう。香り優しく、ほのかに甘みのする新茶は、きっと体にも心にも染み渡る美味に違いありません。@日本の七十二候を楽しむ

 

◼️旬の魚介

『アジ」

さて、桜の散る今頃の季節になりますと、いよいよアジが北上を開始して、夏場の最盛期が目の前です。アジといえば大体真あじをさすようです。白身なのか赤身なのかどちらにも属しそうなこの大衆魚、活き造りでも干物でもフライでも寿司ネタでも美味しくて、多分1番好きな魚です。

 

 

◼️旬の野菜

「よもぎ」

よもぎは草餅の材料になることからモチグサという愛称のような別名も。旬は4月から8月。新茶といかがですか。

◼️旬の果物

「枇杷(びわ)」

昔は、よくあちこちの庭先で見かける身近な果実だったように思いますが、今では、痛みやすいことなどから、高級果実として扱われています。また、ビワと言えば種ばかり大きくて食べるところが少ない・・・なんて思いがちですが、意外に可食部分の割合は大きく、また、近頃は大玉の品種が増えてきたこともあり、一つで十分な食べ応えがあるものなどもあります。旬は初夏ですが、ハウス栽培が進んで、1月頃にはハウス物の早生種が長崎から出回り始め、3月頃から茂木ビワも並び始めます。最も食べ頃の時期は初夏の5月6月です。

◼️旬の和菓子

「八重霞(やえがすみ)」@虎屋

春の霧(きり)は「霞(かすみ)」、春の夜の霧は「朧(おぼろ)」で、秋の霧はそのまま霧。空気中の水蒸気が凝結して微小な水滴となって地面付近を覆っている霧は、霧が発生すると、水滴によって光が吸収、反射、散乱され、白っぽく見えて視界が効かなくなります。1km以上の見通しの場合を「霧(きり)」、1km以下の見通しの場合を「靄(もや)」。

春の野の花々が霞に煙るさまを淡い緑、紅、黄の三色の層で表しています。@虎屋

◼️候の木草花

「クレマチス」「牡丹」

この時期さく花はとってもたくさんありますが、大輪の牡丹やクレマチスの大輪が華やかに花屋さんの店頭を彩っています。母の日のプレゼントにも人気があるそうです。百花の王、中国の国花である牡丹は、まさに穀雨の頃に咲く花。白の牡丹は、奈良の長谷寺にて。

   

◼️候の生物

春になっていろいろな花が咲き乱れるようになると、その蜜を求めて蜂も活発に動き回ります。働き蜂が蜜を探し回るのですが、実は働き蜂として誕生するのはほとんどがメスばかり。これは、女王蜂がメスばかりを産み続け、一定の数になると、交尾をするためにオスを産むといつように、産み分けをしているからだそうです。はちみつの旬は4~5月。はちみつはミツバチが集めた花の蜜が、巣の中で加工、貯蔵されたもの。蜜はさまざまな種類の花から集められるが、その花の咲く季節がはちみつの旬。蜜源となる花で代表的なのは、レンゲやアカシア。

 

文章一部 季節と自然のガイドブック、日本の七十二候を楽しむ より

写真一部 Wikipedia、tenki.jpより

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