”春分” 当日(3/21)期間(3/21〜4/4)
春分の日は、今年は3月21日。日本では「自然をたたえ、生物を慈しむ」趣旨で国民の祝日の「春分の日」となる。春分の日は、国立天文台の算出する定気法による春分日を基にして閣議決定され、前年2月1日に暦要項として官報で告示される。天文学に基づいて年ごとに決定される国家の祝日は世界的にみても珍しい。また、この日をはさんで前後7日間が春の彼岸である。多くの地方でこの頃には降雪や氷結も収まり、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉のごとく、寒さも和らぎます。最後の雪は「なごり雪」。春分日には、太陽は真東から昇って真西に沈む。赤道上の観測者から見ると、太陽は正午に天頂を通過する。北極点または南極点の観測者から見ると、春分の太陽はちょうど地平線と重なるようにして動き、昇ることも沈むこともない。朔(ついたち)(新月)と望(もち)(満月)のとき、月と太陽とが同平面上に一直線に並ぶため、1年のうちで最も干満の差が大きくなり、浜では潮干狩りを楽しむ人で賑わいます。彼岸の大潮で直径20センチにもなる鳴門海峡の渦潮を観潮船で楽しむのも季節の風物詩。@Wikipedia @季節と自然のガイドブック
春分の季節を表現するネクタイとチーフを選んでみました。桜の花びらが舞う5センチ幅の細めのタイと、この季節の色、桃色のポケットチーフ。チーフは見せる部分を工夫してほんのりと桃色を差すぐらいの奥ゆかしさが日本的。ジャケットはライトグレーとかいかがでしょうか?
◾️ネクタイ 世界で1本 5cmナロータイ 青磁色変り織地模様桜花弁小紋柄 KO10005N ¥9,000 (税別)
◾️チーフ 世界で数枚 着物八掛ポケットチーフ 桃暈し×濃桃糸 PC10001BP¥2,800 (税別)
◾️候の言葉 暁と曙 (あかつき あけぼの)
【暁】(あかつき)夜を3つに分けた第3番目。宵・夜中に続く。現在では、やや明るくなってからを指すが、古くは、暗いうち、夜が明けようとする時。よあけ。あけがた。
【曙】(あけぼの)夜明けの空が明るんできた時。夜がほのぼのと明け始める頃。あさぼらけ。
夜があけようとしているが、まだ暗い時分のことを春暁(しゅんぎょう)と言います。万葉の時代にはあかときと言い、平安以降、あかつきに変わったとか。曙は暁よりやや時間的に遅れ、夜がほのぼのと明ける頃。春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。清少納言「枕草子」第1段より。
写真は香港、坪洲島の夜明け@Wikipedia 右は奈良の吉野山の春霞@ONESTORY
◾️候の食材
真鯛の旬は春ですが、桜の時期も紅葉の時期も美味しい。目の下一尺と言われ、体調40〜50センチが美味。そしてその名の通り、さくらえびの旬も桜のころ。透明な体に光が当たると赤い色素が透き通って桜色に見えます。海鮮丼や軍艦巻き、かき揚げなど美味。帆立貝の旬も産卵を控える冬から春にかけて、特に3月が美味。バターしょうゆ焼きなど。鯛 さくらえび@岡崎順子 ホタテ@山内鮮魚店店長コラム
蕗(ふき)の旬は4〜6月。数少ない日本原産の野菜。あの青々しい風味もほろ苦さも春ならでは。全国の野山に自生している野生種は山ブキ(山菜)と呼ばれ,香りがよく佃煮のきゃらぶきに使われます。早春の味覚「フキノトウ」はつぼみの部分で、花が咲いた後に伸びたものが山菜として利用されます。ツワブキ(石蕗)はツワブキ属の多年草で、園芸植物の類です。@野菜*くだもの図鑑
アスパラガスは春から初夏が旬。カリウムやマグネシウムの吸収をよくし、疲労回復を助けるアスパラギン酸を多く含みます。自生のうどは3〜4月ごろが旬。東京で栽培される軟化うどは江戸時代からの伝統野菜。柔らかい葉先は天ぷらにすると美味。アスパラガス うど@JAグループ
◾️候の植物
3~5月ごろ花を咲かせる関東タンポポ。日本在来種はこの時期だけ咲きます。
なんともかわいい色の椿は、この時期に咲く乙女椿。紫色の小花は、さくら草です。どちらも浜離宮恩賜庭園。
白木蓮は、昨年の豊洲ですでに3月10日にこんなに咲いていました。黄色はレンギョウ。
◾️候の生き物
春の空高くさえずるひばり。その鳴き声には種類があり、舞い上がる時の「上り鳴き」上空で羽ばたきながら留まって鳴く「舞鳴き」降りるときの「下り鳴き」など。@ひばりのさえずり YouTube